取扱商品について

2024/06/08 22:26

京青磁 砧屋(きぬたや)

 

砧屋の土香炉復興のストーリー

戦後、本青磁による土香炉が制作されなくなり、瀬戸地方では代わりに型物土香炉(青磁色)が製造され、のちに中国で大量生産され、今
日では仏具店で格安で販売されるようになりました。

本来、香華燈と言われるようにお香を第一に考え、それをくべる香炉も大切なお仏具でした。尊前の中心に安置される香炉は以前は本青磁で作られていましたが、時代の変化により土香炉は重要視されなくなってしまいました。

少なからず、本青磁の土香炉を求められている方々の思いを受け、かつて盛んに制作されていた雨龍紋や本山型などのデザインを復元し、本青磁による土香炉を復興しました。 

最初の制作から20年の歳月をかけて、今では砧屋というブランド名を掲げ、日本唯一の土香炉専門工房として、後世まで残るような仏具としての香炉をご用意できるようになりました。


陶芸家紹介

加藤眞宰(しんさい)

天正13年(1585)古田織部が選んだ瀬戸十作のひとりである治兵衛の13代目 加藤紫山を祖父にもち、その長男である加藤陶斎を父とし、確かな伝統と技 法を受け継ぐ陶匠が15代目加藤眞宰である。眞宰窯にて辰砂・三彩・真珠黒 釉を中心に活躍し、近年は青磁を中心に作陶。中国南宋時代の竜泉窯から 伝わる砧・天龍寺・七官を極め、江戸後期の京都青磁「欽古堂亀祐」やその影 響が及ぶ三田青磁の研究をする。現在は衰退した本青磁土香炉の復興に力 を注ぎ、荘厳仏具として後世に残すべく精進している。